バターの慢性的不足の影に潜む巨悪…既得権益の壁に農家がついに立ち向かうきっかけを与えたホワイトナイトの登場。しかし問題は果たして解決したのか?
家庭用バターが高騰し続けて、
何年が経過するでしょうか?
およそ2002年あたりから
バターの高騰が始まり、
家庭用バターのみならず、
業務用も含むバターの高騰から、
あらゆる食品関連の業者が
断腸の思いでいたことでしょう。
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⇒バター不足の影響
乳製品は、特に洋菓子、洋食屋が
あおりをくってしまっているようです。
なぜバターが足りないのか?と考えた時
まず真っ先に思いつくのが
「原材料の不足」となると思います。
で、バターの原材料は、牛乳ですね。
乳牛からとれる牛乳。ミルクです。
しかし本当に、
不足しているのでしょうか?
⇒背後に潜む組織力
その背景には、
巨大な農業組織「農協」があります。
小売業者や加工業者の間に入り、
牛乳を安く買い上げ、
そして小売業者や加工業者に
「規定の価格」で売りつける。
そうして、
利益をかすめとっている、という話。
何ともみすぼらしい話ですが、
バターの既得権益の壁と権力の前では
生産業者たる農家も従わざるを得ず…
⇒仲介業者とは?
その間に入る業者は、ホクレンといい
たぶんにもれず、農協の業者です。
農協の組織力は絶大で、
そこを通さなかったら
潰されてしまうのではないか?と危惧し、
なかなかその輪から抜け出せない。
そうして、
多くの農家が苦渋を飲んできました。
しかし、そんな悪徳業者も
いつまでも続かなかったようで、
そこに颯爽と登場したのが、
農協よりも高い相場で買い取ってくれる
業者の登場でした。
およそ1割↑~の価格で
買い取ってくれるこの
白馬の騎士たる業者に
買い取ってもらう契約を結ぶまでに、
やはり農協の影がちらついて
なかなか決断できない農家も、
きっと数え切れないほど居たと思います。
ちなみに、
1割増しの価格で取引されると、
年に2000~3000万ほどの
収益の差分が生まれます。
⇒一件落着……?
これで、
バター不足は完全に解消される………
と、そう思うでしょう?
ところが、一枚岩ではないんですね。
この問題は。
簡単に言えば、
国家が絡んでいるということです。
日本という国の、
農家の生産物を管轄するところ………
ここまで言えばもうおわかりですね?
それでは、以上です。
ホワイトナイトの登場で、
解決したかにみえたこの問題、
一方、このような証言が
とれているようなのです。
「山のように置いてあったら誰も買わないだろう?
在庫が無い、いつまた買えるかわかったものではない。
そういう意識が消費者に根付けば高くても買うし、
必要になったらすぐに買う決断をするようになるだろう」 、と
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