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「日本は最下層」ロシア年次教書演説に見るプーチン大統領の隠せない本音。北方領土実効支配を急ぐミサイル配備は国政の厳しさの現われか

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プーチン大統領が日露首脳会談を前に

北方領土で怪しい動きを見せています

  

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⇒穏やかなデモ

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それにあたり、

あの沈着な日本が

東京銀座にてデモをおこしました。

 

ただし、そのシュプレヒコール

島を返せ!という直接的な言葉ではなく

あくまでも、プーチンの好きにさせない事や

日本を守る、問題を解決するなどといった

柔らかい言葉でデモをアピールしました。

 

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そうした中、安倍首相は

機会を見て領土交渉をアピールしていましたが、

 

 

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一方ロシアでは

新型の地対艦ミサイル

バスチオンを択捉島に配備。

 

 

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国後島にも

地対艦ミサイルシステム・バルを配備

 

また昨日、ロシア極東サハリン州政府は

国後と色丹を結ぶヘリコプターの定期路線を

年内に開設すると発表。

 

北方領土の実効支配を強めていくロシアに

日本政府にとって時間の余裕のない、

極めて切羽詰った状況が続きそうです

 

 

 

⇒ロシア年次教書

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また、大統領から

来年の内政や外征を発表する

年次教書演説が執り行われた模様です。

 

これは毎年この時期に行われるもので

世界中が注目するイベントでもあります。

 

今回は特に経済分野と内政問題、

国内における社会問題に

重点を置いた内容となっており、

外交に関してはあまり

時間を割いていなかった模様です。

 

 

以下、プーチン大統領の声文から抜粋。

 

 

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私たちはアメリカの新政権とも

協力する用意がある。

平等互恵の精神で関係を正常化させ、

発展させていくことが重要だ。

 

アメリカ新政府との協力を続け

二国間関係を正常化する。

 

国際テロとの戦いにおける

アメリカとの協力は不可欠。

 

共に、平和への脅威に向け

断固として立ち向かう事を宣言する。

 

中国には

全面的なパートナーシップを示したい。

 

世界経済において

最大の地位を占めつつあり、

さまざまな分野での新しい

大規模プロジェクトが尽きる事なく

毎年増え続けているその手腕には

心からの関心を示したい。

 

ロシアは日本との関係において、

質的な発展を期待する。

 

ロシアとの共同事業を含む、

これら経済関係の発展を目指す。

 

そんな日本政府の意向を心から歓迎する

 

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⇒要するに……

ロシアと中国の関係性は、

お互いに全面的に協力する価値のある

戦略的なパートナーシップ。

 

そしてインドとは

アジア圏においてはとても優先的で

かつ戦略的なパートナーシップの相手であり、

その関係の深さは今後とも続けていきたい。

 

 

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そして日本。

 

ロシアとしては、

日本との関係において質的な発展を期待。

 

ロシアとの共同事業を含む、

経済関係の発展を目指す日本の意向を歓迎する。

 

といった、

経済協力についての「期待」のみで

何ら前向きな姿勢が見えない文言に、

歯がゆい思いは隠せません。

 

ロシアの外交政策の重要方針としては、

日本は含まれていないのかもしれません。

 

  

⇒定例以上の時間

こうした、

定例であれば60分ほどで終わる

年次教書演説は今年は70分に及び、

演説の中で外交には終盤7分のみ。

 

そのうち日本に関してとられた時間は

実に14秒ほどで、

ロシアにとっての日本の重要度が

垣間見えるように思えてなりません。

 

この2016年度の

年次教書演説に北方領土の話は

一切ありませんでした。

 

ただし2012年では

日本についての話は一切なかったので

一歩前進なのかもしれません。

 

また、日本の外務大臣

日本側の考え方において

直接伝えさせて頂きたい、と語り

今月15日予定のロシアとの会談に

北方領土問題に進展はあるのかどうか、

期待したいところです。

 

 

⇒専門家はどう見る

ロシア大統領年次教書演説は 

連邦議員大統領側近マスコミなど

約1000人を前に

来年の内政と外交の基本方針を示す

 

ロシアの年度末にあたる12月上旬に

グレムリン大宮殿、ゲオルギーの間にて

執り行われる一大行事。

 

この場は、

ロシア皇帝ゆかりの場所として知られ、

厳粛な空間の中で行われるもの。 

 

今ロシア自体が問題としている事、

今後対処しなければならないような事を

大統領自らが自身の言葉で

国民たちに発信していく場であり、

それは必然的に、ロシアにとっての

最優先課題を発信する事にもなる。

 

プーチンの演説は定例なら

1時間になるよう調整されますが

そこから短く、または長くなる状態から

どの程度ロシアの内部で起きている問題が

重なっているか?を推し量る事ができます。

 

今回の年次教書演説では、

特に医療に関する課題が多く、

他には農村部のインフラや

ロシアのスポーツにかかわる

反ドーピングプログラムというものも。

 

また、

100年前のロシア革命から

学ぶべき事も多くあると思われますし、

若者の育成や航空救急車の整備、

バイカル湖ボルガ川の安全設備など、

課題は山積みの中での年次教書だった。

 

また、

アメリカ新政府との協力を続け

二国間関係を正常化することや

国際テロとの戦いにおける

アメリカとの協力は不可欠、

などといった話はおよそ40秒だった

  

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⇒日本への話は

ロシアとしては、

日本との関係において

質的な発展を期待。

 

ロシアとの共同事業を含む、

経済関係の発展を目指す

日本の意向を歓迎する。

 

といった、

質的な発展という言葉に代える事により

日本国民には、北方領土問題について

譲歩して頂ける事を期待している

 

とも受け取られ

 

一方でロシア国民が聞いたら、

領土関係なく日本との関係を

改善しようとしてる?とも受け取れます

 

いかようにも受け取られる曖昧な言葉で

14秒を終始した事は、

プーチンの狡猾さともいえます。

 

ただし、ロシアが

主導権を握っているかにみえるが、

日本抜きにした場合、

全体としてはロシア政府は

厳しい立場になっているのかな?

とも受け取れました。

 

 

⇒アジア圏の順位

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また、

ロシアがアジアに関する話はする場合、

中国、次にインド、ベトナム、と続くのが

戦略的パートナーシップ宣言に関する順番で

 

その後に日本について言及するのは

従来通りなので、不自然なものではない。

 

従来通り、

中国は重大なパートナーで、

アジアの中の日本も一応

話しをいれておきましたということで

この扱いも不自然な流れではない、

ともいえそうです。

 

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依然変わらず、

安倍首相には苦しい外交となりそうですね

 ======= END =======  

 

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