「現状維持は衰退」東京都議会第四定例会でも小池節。ダイバーシティのワイズスペンディングで都議会はバリアフリーなユニバーサルデザインとなるか
１２月１日、
東京都議会第四定例会が開会、
その会で小池百合子都知事は
「現状維持は衰退である」などの
強い切り込みで各党を一蹴しました。
それについて、
専門家や有識者の目線でも
解説していきたいと思います。
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⇒東京都議会第四定例会
東京大改革と都政を透明化し
常に情報を公開し
都民と共に進める都政……
都民ファーストの都政を
進める事を掲げます。
また、
豊洲市場移転問題では
引き続き市場の在り方について
厳重に管理、対議するとし、
都民の職の安全の確保を最優先として
計画的かつ冷静な議論と
判断を行ってまいります。
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私は本件に関するケジメとし
私自身が受ける知事給与の
更なる減額を行うことを、
ここに表明します
また、
オリンピック・パラリンピックなどの
先の五輪会場見直し問題につきまして
東京２０２０を最高の大会とするために
膨張し続ける大会経費に
歯止めをかける必要と責任が、
東京の代表である私には、あります
ほか、
東京の電柱をゼロにする、という
無電柱化や
乳児を抱える方々にとっての
安心安全な液体牛乳についても語り、
これは災害時にお湯がなくても
安定して飲める安全な乳児飲料で、
少子化にかかる問題についても触れました。
他に
２０２０年までに殺処分ゼロ、
道路のバリアフリー化、
競技会場や主な観光施設の見直し
などについても言及しました。
特に政党復活予算については
強く言及しておりまして
来年度予算案の編成におきましては
都議会の皆様、各種団体
ご意見やご要望をオープンな場所で行うことで
都政の「見える化」を推し進めることと致します
また、
これまでの政党復活予算の
仕組みにつきましては
終了とさせていただきます、
と強く主張しました。
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⇒政党復活予算とは？
予算要求が各部局からなされ、
知事が不要な予算をカットしたうえで
更に原案が組まれるものです。
そのカットされた予算を、
更に審議された後に、
カットされたはずの予算が
現予算に復活される、という
所為「復活枠」なる予算システムが
東京都にのみ存在するもので、
小池都知事は、
政党復活予算に対してこう語っています。
⇒政党復活予算断固許さず
東京だけこれだけ
予算面で明らかに正当に優遇され、
白地小切手で使えるような
予算をもっていたというのは、
驚くべき状況であります。
今回の対処により、
これでようやく正常になると、
考えております
⇒専門家の見方は？
これについて専門家は、
政党復活予算について簡単に解説した。
各部局⇒要求⇒知事
と出される予算原案に対して
知事がその要求された
予算の不要な一部を当然カットします。
そのカットされた予算が
都議会→要望⇒知事
と返され、その要求を
都知事がなぜか受けて、
カットされた予算が
復活されるんです。
こうすることで、
なぜか予算が増える。
こんなのはおかしいでしょう？
しかも、東京都だけが、
そのシステムを採用しているんです
今回のこの政党復活予算の廃止は
都議会の力の源泉に
メスをいれるということに等しい事です
今までこんな事した都知事なんて
誰一人としていません。
しかし今となっては、
前知事までは「なぜか」受け入れてた、
ということが明るみになりましたね。
そもそも、政党復活予算なるシステムが
存在したという事自体、
知らなかった人もかなり多いのでは。
今回の会議で
都議会の自民党との対決姿勢を
もう一度強調しておこう、
という狙いもあるとみています。
⇒当事者の意見は？
この政党復活予算案廃止について
都議会自民党・高木啓幹事長は
こう語りました。
知事がそういう結論を出すなら
我々としてはそれに対応していく
また「復活枠」があった、という
認識は一切ありませんし、
「復活枠」を期待して、
予算を組んでいた事も一切ありません。
しかし、
もし「復活枠」があるのなら、
それを見越した予算を
組むようになりそうでは、ありますね。
⇒定例会演説に専門家は
今回の小池都知事の
東京都議会第四定例会演説にあたり、
専門家はこう語っています。
小池都知事は今回の定例会で
３９分間のうち２０回、
「改革」という言葉が出てきてました。
４１分２０秒の間で９回は
「安全」 の語句をいれ
そのうち３回は、
「水を飲む仕草」を行っていました。
そして１回もでてこなかったものは
「笑顔」です。
そして今回の定例会では
以前と比較して
インパクトに欠けましたね。
問題処理の段階に入ったのかなと。
だからこういう演説に
なったのかなとみています。
一方で、
小池都知事のスピーチは
とにかく カタカナ語が
多かったのが印象に強いですが、
今回もいくつも出ていましたね。
スマートシティ
ライフサイクルコスト
ガバナンス
ワンストップ
ミーティング
テレワーク
フレックスタイム
ユニークベニュー
メルクマール………と。
都民もきくスピーチなので
意味がわからない上で
すーっと聞いていってしまう
ということも少なくないはずなので、
都民ファーストを掲げるというなら
噛み砕いた日本語を
もっと使って頂いても
よろしいのではないでしょうか。
⇒小池語について
その「小池語」のうち、
いくつか解説しますと
⇒意見公募手続き
⇒人種性別年齢などをこえた
すべての人が使いやすいデザイン
ユニークベニュー
⇒特別な場所会場
メルクマール
⇒指標
とのことで、
メルクマールに関しては
ドイツ語のようです。
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⇒女性目線での分析
また、
女性有識者はこうも語っています。
小池都知事は、女性です。
そのスピーチの手法として
ファッションなどで
印象をコントロールしようとしている…
と考えている方も多いと思うのですが、
１回目はピンクのジャケットで
自身の登場感をアピールしています。
しかし今回は黒いスーツでした。
これは
具体的に都や国の皆と
進めていかなくてはならなく
みんなの協力が
必要不可欠な問題についての
極めて切り込んだ内容となるので、
華々しさではなく、その主義主張の内容と
これからの推し進め方や都の未来への
実直な姿勢を見て欲しい、
との狙いがあるとみています。
黒いスーツを着用することで
男性化を計ったということでしょう。
そして小池都知事には
オリンピックやパラリンピックの
膨張し続ける大会経費に
歯止めをかける必要と責任があります。
豊洲市場移転問題についても
職の安全の確保と
関係者が安心して
事業を続けられる体制を
整えていかなければなりません。
⇒最後に
最後に、
今回の東京都議会第四定例会で
小池都知事が語った内容を
簡単にまとめて終わりたいと思います。
・政党復活予算の廃止
・無電柱化
・乳幼児の液体ミルクの普及
・バリアフリー化
・動物の殺処分ゼロ
・文化の世界発信
・被災地復興
・高齢化対策
・ダイバーシティの実現
・女性活躍推進
・待機児童ゼロ
・スマートシティへの生まれ変わり
・アジアＮＯ１の国際金融都市化
・現状維持は衰退である。
======= END =======
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