【DF・Alan Ruschel】コロンビア墜落事故に屈しない家族と恋人マリーナの強い想い…シャペコエンセ最初の生存者アラン・ルシェウの半生と結婚、そしてサッカー経歴に迫る
航空機墜落事故で最初に救出された
チャペコエンス(Chapecoense)の
アラン・ルシェウ(Alan Ruschel)。
そのフィールドでの活躍や家族など、
その半生に迫ります。
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⇒墜落事故の概要
ラミア航空の
RJ85航空機CP2933便が
ブラジルボリビアを離陸後北上し
程なく燃料切れを起こしました。
そしてメデジン郊外山岳に墜落。
雷雨や濃霧の悪天候で救助作業は難航
結果、77名の乗員のうち
71名はその場で死亡が確認。
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当初は生存者6名でしたが、
その一人であるゴールキーパーの
搬送先の病院で容態が急変、
死亡が確認され、生存者は5名に。
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⇒最初の救助者
アラン・ルシェウ(Alan Ruschel)は
その難航した救助作業において
最初に確認された生存者であり、
最初の救助者でもあります。
その症状は、脊椎損傷。
主に腰の部分に異常がみられ、
病院へ搬送されました。
⇒ダニーロと隣席
一見、前方の機体部分の損傷が
比較的少なく見受けられるので
もしかしたら生存要素として
座席が功を奏したのかと思いましたが、
隣席に座っていた
救助されながらも命を落としました。
墜落角度、座席の位置、
飛散物、反射行動、など
少しでも違えていたら、
アラン・ルシェウ(Alan Ruschel)は
この世にはもういなかったかもしれません
⇒出生と家族
1989年8月23日、
ブラジル南部に位置する
ノヴァハーツ(NovaHartz)の
タクアラ(Taquara)にて、
父方の
フラヴィオ・ルシェウ(Flávio Ruschel)
母方の
ロレイニ・ルシェウ(Loreni Ruschel)
との間に生を受けました。
それから数年後、この二人の間に
アマンダ・ルシェウ(Amanda Ruschel)と
アリソン・ルシェウ(Alisson Ruschel)が
誕生します。
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⇒サッカー経歴
プロサッカーチームに所属したのは
2008年からです。
以下に、所属順に掲載していきます。
2008-2010
ECジュベントージ(Esporte Clube Juventude)
21試合中0ゴール
2010-2011
ECペロタス(Esporte Clube Pelotas)
16試合中1ゴール
ルヴェルデンセEC(Luverdense Esporte Clube)
12試合中0ゴール
ECジュベントゥージ(Esporte Clube Juventude)
44試合中2ゴール
シャペコエンセ(Associação Chapecoense de Futebol)
6試合中1ゴール
SCインテルナシオナル(Sport Club Internacional)
35試合中1ゴール
アトレチコ・パラナエンセ (Clube Atlético Paranaense)
2試合中0ゴール
シャペコエンセ(Associação Chapecoense de Futebol)
5試合中0ゴール
以上です。
通算141ゲームのようで、
その中でのシャペコエンセ所属は
1度目は2013年で、
通算2度の移籍を経験しているようです
それまでの2008年から2013年にかけて
通算93試合を経験。
その中でECジュベントゥージでは
2012年から2013年にかけて
約44試合も行っているようです。
2013年、再び
シャペコエンセ(Chapecoense)移籍後
48試合を行っており、そのうち
シャペコエンセ(Chapecoense)は
11試合のようです。
通算141試合中、
65試合を占めているようです。
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⇒恋人との出会い
アラン・ルシェウ(Alan Ruschel)の
恋人として共に映っている
マリーナ・ストーチ(Marina Storchi)。
その美貌もさることながら
マリーナ自身、確かな仕事もできる
キャリアウーマンでもありました。
ブラジル南東部に位置する
ポルトアレグレ(Porto Alegre)にある
ゾルゾデザインというデザイン会社で
働いていたようです。
また、かなりの
サッカーファンでもあるようですね。
画像では2014年から
共に映っている場面が見られるので
交際時期はそのあたりから……
ではないでしょうか。
⇒距離と恋の関係?
余談ですが、
ゾルゾデザイン社のある
ポルトアレグレ(Porto Alegre)と
アラン・ルシェウ(Alan Ruschel)の
実家であるタクアラ(Taquara)は
およそ30~40kmほどの距離。
比較的近い距離にあったことも
二人を近づける大きな要因の
ひとつになったのかもしれません。
⇒墜落に恋人は
アラン・ルシェウ(Alan Ruschel)が
搭乗する飛行機にて
墜落事故が判明した時、
マリーナ・ストーチ(Marina Storchi)は
まさか!!と
しばらく信じられなかったそうです。
しかし次第に
悪い未来ばかり頭に浮かぶようになり、
気が狂いそうになった、と………
⇒生存確認に家族は
事故の知らせを聞いた時、
最悪の事態が脳裏をよぎったといいます。
墜落した情報のみ知らされた中、
続報もなく、ただただニュースを待ち
実に2時間は待機したといいます。
その果てしなく長く感じた時の中で
ゴールキーパーのダニーロ・パディーヤ(Marcos Danilo Padilha)が亡くなったという事も知る事になったのです。
よからぬ予感は際限なく加速し
その不安に苛まれながらも、
ただただ信じて待ちました。
しかし
アラン・ルシェウ(Alan Ruschel)の
生存確認、救助、病院へ搬送、
そして治療を受けているという話に
心の底から安堵したとのことです。
⇒恋人マリーナは
マリーナ・ストーチ(Marina Storchi)は
アラン・ルシェウ(Alan Ruschel)が
搬送された病院へ出向いた時の事を
こう語りました。
私は、アランの容態が
心配で仕方ありませんでした。
一命を取り留めたとはいえ、
あれだけの大事故で
無事なはずがありません。
見た目には無事でも、
実は内臓が…実は重体なのでは…と、
たくさんのひどい妄想にとりつかれ
やっと会えたその時、
アランは横たわっていました。
そっと近づき、
アランも気づいたようです。
私は、
その手足を疲れない位置にしようと
彼の手を持とうとしたその時でした。
「ひょいっ」と、
彼は手を動かし、移動させ
私の手を回避しました。
彼はいたずらっぽい顔で
笑っていました。
まるで
「心配するな」と言いたそうに。
彼はまだその当時、
挿管されていて動けなかったのですが
今では、
私が捕まえようとすると
体ごと「ひょいっ」と
かわせるまでになっています。
それも、
おどけながら楽しそうに、ね。
⇒結婚式!?
一説には、12月6日火曜日に
結婚式を執り行うらしいのですが、
こちらでは確かな情報として
確認することができませんでした。
もしそれが本当だとすれば、
あらゆる想いが入れ混じった
結婚式になるのではないでしょうか。
と同時に、
結婚式を行えるほどに快復している、
とも判断できそうです。
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⇒父フラヴィオは……
父のフラヴィオ・ルシェウ(Flávio Ruschel)は、落ち着いた今、メディアの取材にこう応えています。
一報を聞いた時、
まさかと耳を疑いました。
それからじょじょに、
それが現実の事だと実感していき、
その時間は多大な苦痛の時間でした。
しかしそれは次第に
絶望の時間へと変わっていくのです。
多くの命が犠牲になった事も知り、
悲劇的なニュースが我が子にまで
及ぶのではないか?、と……
神への信仰の前では
息子だけが特別というわけでは、
決してないのです。
我々は覚悟しました。
そんな中、
我々は最愛の息子についての
「最善のニュース」を必死に探し、
また、待ち続けました。
最善を考えました。
それは信仰にも似た想いでした。
そんな中、アランが
最も最初に救助された事を知り、
今も病院で治療を受けています。
我が最愛の息子は
あの絶望的な惨劇の中、
一命を取り留めたのです。
それはまさに「奇跡」でした
⇒奇跡を超えて
現在、
アラン・ルシェウ(Alan Ruschel)の
容態は安定しています。
いずれ完治し、
フィールドに復帰することでしょう。
ただ、彼の記憶には
墜落時のそれが一切ないといいます。
しかし、
覚えてなくていいのかもしれません。
まさに「その時」
仲間がどうなっていってしまったのか…
なんて事は。
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