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悲痛な証言「乗客の多くが叫び続けた」シャペコエンセ(Chapecoense)RJ85航空機CP2933便墜落事故生存者証言。事故機詳細と豪雨時パイロット視点画像で検証

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ブラジルチャペコエンス(Chapecoense)チームの

ラミア・ボリビア航空のチャーター機墜落事故で

新たな情報が入り、

墜落直前の様相がわかってきました。

 

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※2016年12月07日追記

 詳細にまとめてありますので

 ご一読ください

newsoftheworld.hatenablog.com

 

  

⇒航路は?

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ブラジルサンパウロ(Sao Paulo)を

出発した後、

サンタクルス(Santa Cruz)を経由。

 

その後メデジン(Medellin)を

目的地とし再出発した後

セロ・ゴルド(Cerro Gordo)周辺の

山岳地帯へと墜落しました。

 

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墜落する直前まで、

ミゲル・アレハンドロ・キロガ・ムラカミ機長は

ホセ・マリア・コルドバ空港の管制タワーへ

燃料切れを訴え続けていたようです。

 

墜落直前の段階では電気系統が機能せず

高度約9000フィート

(2743メートル)付近で

パイロットから燃料も切れる、

一刻も早く着陸したい、

との通信が数分続き、

程なく途絶えてしまったとの事。

 

 

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着陸するにあたり、

悪天候で着陸が出来ない為に

メデジン郊外山岳上空にて旋回し

様子を見ていたのですが

 

その上空で旋回した回数が、

なんとたったの2回。

 

たった2回旋回しただけで

燃料切れを起こす程度しか

燃料を積んでいなかった…

 

という事になります。

 

全世界がオンラインでつながるこの時代、

サンタクルスから、

メデジン近郊の天候などは

容易に把握できそうなものですし、

航路には雷や濃霧、

豪雨などで視界が悪く

そうした悪天候が着陸時に与える影響として

滑走路の状況が劣悪になる事も

十分想定できたはずです。

 

もしかすれば防げた事故だったのでは………

などと、

ふと思ってしまう状況ではあります。

 

また、

上空で旋回し続けていなければならないほどに

滑走路の状況が最悪のものだったのか、も

ふとした疑問として浮かんできてしまいます。

 

それについて

簡単なサンプル画像をご用意しました。

 

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夜間に着陸する際、

このような誘導路の誘導ランプを目印に

極めて精細な着陸操作を

行わなければならないのですが、

もし、これが悪天候で視界が

極めて悪いものであった場合、

どのような視界となるのでしょうか。

 

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これは遠方から見た場合です

 

これが、豪雨ですと

 

 

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このような視界となってしまいます。

 

※あくまでもサンプル画像です。

 

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着陸直前ですと、

おそらくこのような視界でしょう。

もっとひどいものかもしれません。

 

※サンプル画像です

   

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着陸時の操作は、

極めて精密な操作が要求されます。

ほんの少し違えただけで、

深く進入しすぎたりして

機体と地面が接触したり、

傾いて不時着したりします。

 

豪雨ですと、

視界の情報が劣悪な上にかなりぶれます。

滑走路との実距離認識は

困難を極めるようにも思えますし

着陸操作にはかなり不適切な環境だったことが

想像できるのではないでしょうか。

 

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 ⇒墜落した事故機は?

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墜落した事故機は「RJ85航空機CP2933便」

 

 

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正式名称は「BAe 146」

ブリティッシュ・エアロスペース

(BAEシステムズ)が開発製造している

ジェット旅客機。

 

運用期間が20年を超過すると

「経年機」と呼ばれ、

世界的に見て余裕のある日本の航空会社は

この期間に達すると海外の

航空会社へと売却します。

 

20年、30年と経過しても

しっかりと整備していれば

運用には問題ないとされており、

中には40年や50年もの

運用期間に達する機体が

未だに現役で活用している

航空会社もあるようです。

 

そうした航空会社は他聞に漏れず

世界的に見て経営的にも

決して余裕のあるわけではない

中小航空会社で、

新型旅客機の相場が

200億円超という事も考慮しますと

20年を経過した時点で、

200億円も支払える会社が

この世界にどれだけあるのか?

という話にもなってきます。

 

もちろん、1回1回の運行ごとに

きちんと整備されている事は

大前提として話を進めますが、

それでも、経年劣化による機体の不備は

整備コスト面でもじょじょに

経営を圧迫していく……ということは……

 

中小航空会社のすべてが

直面している問題でもあるといえそうです。

 

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 ⇒経済寿命の壁

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余談ですが、経年劣化により

整備コストも増加していった先には

そのコストに見合う価値が

この機体にあるか?

という判断をする事になります。

 

年々増加していく

整備コストを考慮した場合、

そのコストよりも、

新たな機体、または現状よりも

新しい機体に買い換えた方が

コスト面で安く済む時期

必ず来るわけですが、

その時期を「経済寿命」と呼びます。

 

しかし、航空会社は1社ではなく、

世界中に何社もあるわけですね。

 

第一線で活躍する

JALANAなどの航空会社でしたら

新型旅客機代200億円ほどを支払い、

20年ほど経過した経年機を売り払って

現役機を世代交代させていく事ができますが

 

問題は、その売り払われた機体を

購入して現役機とする中小航空会社が

この世界のどこかに存在する事実

ということです。

 

新型200億円ほどの出費より、

20年ほど経過した機体の方が安い

として経年機を購入する会社もいれば、

 

更にそこから現役をおろされた

30~40年以上の航空機を

購入する航空会社も存在する

という事実なんです。

 

このRJ85航空機CP2933便を

運用する航空会社

それに該当する会社なのかは

未だわかっていませんが、

わかり次第報告していきたいと思います。

 

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⇒鬼気迫る生存証言

また、生き残った乗員の証言では、

 

墜落直前、

明らかに機体の状態がおかしいと

チャペコエンス(Chapecoense)

チームメンバーに判明すると

「乗客の多くが立ち上がり叫んでいた」

……といいます。

 

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※事故機より回収されたデータレコーダー

 

その混乱の鬼気迫る様子が

今後明らかになるのでしょうか?

 

その様子は、果たして

いかほどのものだったのでしょうか……

 

現在では、

悪天候のため旋回し待機していたら

燃料が切れて墜落したとされていますが

完全な事故原因の解析は

およそ数ヶ月かかると見られ、

 

しばらくは

憶測の飛び交う報道となりそうです。

 

引き続き、追っていきたいと思います。 

==========END==========

 

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ブラジル

チャペコエンス(Chapecoense)

サッカークラブメンバーリスト

 

1 GK  ダニーロ

2  DF  ジメネス
3  DF  ラファエウ・リマ
4  DF  ネット
5  MF  ジョジマール
6  DF  デネル
7  MF  ロウレンシ
8  MF  Gil
9  FW  ブルーノ・ランジェウ
10  MF  Hyoran
11  FW  アナニアス
12  GK  マルセロ・ブック
13  DF  マルセロ
21  DF  マテウス・カラメロ
23  FW  ルーカス・ゴメス
27  DF  ウィリアン・チエゴ
28  MF  モイゼス
30  MF  ネネン
33  FW  ケンペス
35  MF  セルジオ・マノエウ
36  GK  ニヴァウド
40  GK Jakson Follmann
41  DF  クラウジオ・ヴィンキ
44  DF  デメルソン
45  DF  フィリピ・マシャド
50  MF  アルトゥール・マイア
70  FW  アイウトン・カネーラ
77  MF  マテウス・ビテコ
85  MF  ハファエル・バストス
87  FW  アレハンドロ・マルティヌシオ
88  MF  クレーベル・サンタナ・ロウレイロ
89  DF  アラン・ルシェウ
94  FW  チアギーニョ 

 

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